2ヶ月遅れの衝撃!我が家の犬たちがハムスターに気づくまで

約4ヶ月前、我が家に新しい家族が加わりました。サテンハムスターの「ぽて」です。リビングに横幅が80センチもある特大ケージを設置し、元気に走り回るぽての姿に、私たちは「犬たちはさぞ興奮するだろうな」と、少しハラハラしていました。

ところが、予想に反して反応は拍子抜けするほど静かなもの。初めの頃にくぅがケージをふんふんと数回嗅いだ程度で、その後は全く興味を示しません。多頭飼いの相棒、こむぎに至ってはケージの存在すらスルーする始末。「意外とクールなんだね」と家族で話していたのですが、事件はぽてが来てから2ヶ月ほど経ったある日に起こりました。

ぽてが回し車で勢いよく走り出した瞬間、それまで近くでくつろいでいたくぅが、急に「ビクッ!」と激しく反応したのです。「え!なにこれ!?動いてる!」と言わんばかりに目をキラキラさせ、ケージの四方を回って必死に観察し、大喜びし始めました。なんと、くぅは2ヶ月もの間、ケージの中に生き物がいることに気づいていなかったようなのです。

さらに驚くべきことに、こむぎが「あれ?何かいる……」と気づいたのは、そこからさらに1ヶ月後のこと。

大きなケージの中で悠々と暮らすぽてと、数ヶ月越しにその存在を知って大騒ぎする犬たち。そんな時間差すぎる「初対面」の様子に、家族全員で大笑いしてしまいました。今ではすっかりぽての動きに夢中な犬たちですが、あの「気づいた瞬間」の顔は、今思い出しても最高のシャッターチャンスでした。

ピアノの音色に響く我が家のオペラ歌手、「くぅ」の歌声

リビングからピアノの軽やかな音色が聞こえてくると、我が家にはもう一人の「演奏者」がしっぽを振って登場します。愛犬のくぅです。

長女や次女がピアノの練習を始めると、どこからともなくくぅがやってきて、弾いている人のすぐ横にトコトコと歩み寄ります。まず驚かされるのは、その凛とした佇まいです。まるで見本を見せるかのようにスッと背筋を伸ばし、姿勢を正してちょこんとお座りをするのです。そして、お気に入りのフレーズが流れてくると、待ってましたと言わんばかりに気持ちよさそうに上を向き、透き通るような高い声で「歌」を歌い始めます。

決してどの曲でも良いわけではないのが、くぅの面白いところ。どうやら彼女なりにこだわりがあるようで、いくつかの「お気に入り」の曲があるみたいです。自分の心に響くメロディをじっと待ち、ここぞというタイミングで感情を込めて声を乗せるその姿は、まるで舞台のスポットライトを浴びる気高きオペラ歌手のようです。その一生懸命で優雅なパフォーマンスに、練習中の娘たちも思わず笑みがこぼれてしまいます。

真剣に鍵盤に向き合う娘たちと、その横で堂々と喉を鳴らすくぅ。ピアノの旋律とくぅの歌声が重なり合う時間は、日常の風景を鮮やかに彩り、我が家を優雅でちょっぴりユーモラスな特別なコンサートホールへと変えてくれます。

次はどんな曲でその自慢の美声を披露してくれるのでしょうか。家族みんなで、次回の「公演」を心待ちにしています。

縮まらないディスタンス!こむぎと「最強の天敵」

わが家のこむぎには、この世で一番恐れている、いわば「宿命の天敵」がいます。それは、あろうことか私のです。

なぜ実の家族である父が天敵になってしまったのか。そこには、先代犬である「マロン」との思い出が関係しています。マロンはとにかく人懐っこい性格で、誰にどんなにかまわれても喜ぶタイプでした。

父はその感覚のまま、ある日、お酒の勢いも手伝ってこむぎをこれでもかと「かまい倒して」しまったのです。ぐいぐいと距離を詰め、ふざけて絡み続ける父に、慎重派のこむぎはすっかり恐れをなしてしまいました。

普段はどちらかというと忘れっぽい性格のこむぎですが、この時の衝撃(?)だけは魂に刻み込まれている様子。父が部屋に入ってきただけで警戒態勢に入り、最大ボリュームで吠えまくってこれでもかと言わんばかりの敵対姿勢……。その徹底した「天敵認定」ぶりには、家族もつい笑ってしまいます。

一方の父はというと、本当はこむぎのことが可愛くて仕方がありません。「今日こそは!」と、大好きなおやつを片手に歩み寄ってみるものの、こむぎのガードは鉄壁。父が必死に交流を図ろうとすればするほど、こむぎの目には「天敵が新たな罠を仕掛けてきたぞ」と映っているようです。

「いつかマロンみたいに、お父さんと仲良くしてくれたらいいんだけどな」と切ない背中を見せる父。

果たして、こむぎが父の深い愛を理解し、その心の扉を開く日は訪れるのでしょうか。最強の天敵から「大好きなおじいちゃん」に昇格するその日まで、父の(空回りしがちな)奮闘はまだまだ続きそうです。

叱られると分かっていても…くぅが仕掛ける「決死の抗議」

わが家のくぅは、普段はとてもお利口で賢い子です。でも、私たちの仕事が立て込んでしまい、十分にかまってあげられない日が続くと、決まって「ある行動」に出ます。

それは、わざとトイレを外しておしっこやウンチをすること。

普段なら完璧にできるはずなのに、わざわざ私たちの目の届く場所で、確信犯的に失敗(?)を仕掛けてくるのです。その様子をよく観察してみると、こちらをチラチラと盗み見しながら、体は心なしかビクビクと震えています。

「今から悪いことするよ、見てる?」と言わんばかりの視線と、叱られることへの恐怖。そんなに怯えるくらいならやらなきゃいいのに……と思わず苦笑いしてしまいますが、くぅにとっては「叱られてでもいいから、自分を見てほしい」という、文字通り命がけのメッセージなのです。

「コラ、くぅ!」と声をかけると、待っていましたと言わんばかりに(でも怯えながら)こちらに駆け寄ってくる姿を見ると、怒る気持ちもどこかへ消えてしまいます。

寂しさを必死にアピールするその不器用な姿に、「ごめんね、寂しかったんだね」と反省。叱った後は、溜まっていた「かまって貯金」を返すべく、思いっきり抱きしめてあげるのがわが家の恒例行事になっています。